🏥医療事務を選ぶ前にちょっと待って!
最近、X(旧Twitter)でこんな投稿が目に入りました。
英検1級を持ち、以前はきっと良い企業で働いていたと思われる方が「医療事務に転職したい」と書いていたのです。
その投稿を見た瞬間、心の中で思いました。
「医療事務はやめたほうがいい…☹︎」
私は医療事務を10年経験しています。(過去記事では職種を伏せていたので会社と書いています。)
だからこそ、よくわかるんです。どんな世界なのか、そしてなぜ“誰にでも”おすすめできないのかを。
💸給料の現実:正社員でも安すぎる
まず、給料が本当に低いです。
週6勤務、残業ありでも月給は手取りで15万円以下ということもあるようです。
最近は多少改善されつつありますが、高いところは経験者限定か、求人倍率が高すぎる。
未経験から医療事務に挑戦するなら、かなりの覚悟が必要です。
🧠資格があれば安心?そうとも限らない
医療事務の中でも難易度が高いとされる資格に、「診療報酬請求事務能力認定試験」があります。
この資格を持っていると、採用の段階から給料に反映されたり、好待遇で迎えられるケースも確かにあります。
ですが、すべての職場がそうとは限りません。
特に地方では、その資格を持っていても待遇にほとんど差がつかないことが多く、意味を感じられないケースも少なくありません。
実際に私はこの資格を取得していましたが、給料や待遇に大きな変化はありませんでした。
結局は「人手が足りていないかどうか」「職場の経営状況」「管理者の考え方」など、運やタイミングにも左右されてしまいます。
資格があることはもちろん強みになりますが、資格さえ取れば安定する・優遇されるという期待は危険です。
現場でどう評価されるかは、やはり職場によって大きく異なります。
🧟♀️「誰でも入れる職場」には理由がある
よくあるのが、求人が途切れない病院。なぜか。
人がすぐ辞めるからです☹︎
今はどこも人手不足で、誰でもいいから雇わないと回らない。だから、
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常識がない人
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仕事ができない人
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協調性がない人
そんな“とんでもない人材”が普通に入ってきます。
そして、そういう人と毎日一緒に働くストレスは相当なものです。
🧠英検1級の武器、捨てるのもったいない!
英検1級を持っているなら、それを活かせる道を考えたほうが絶対に良いです。
例えば:
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オンライン英会話講師
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翻訳・通訳補助
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英語教育関連の事務職
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国際系の外資企業サポート
「自分には向いてないかも…」と思っても、一度休んで気力が戻ったらもう一度挑戦してみてほしい。
医療事務は肉体的にも精神的にもタフで、英語力は一切活かせません。
🤝辞めた理由が「人間関係」なら、なおさら注意
人間関係が辛くて現職を辞めたなら、次は人を選んでいる企業に行くべきです。
「入るのが難しい=人間的にもスキル的にも一定の基準がある」ということ。
だから、変な人が少ない。つまり、人間関係のストレスが減る可能性が高いのです。
逆に、誰でもすぐに入れる会社に入ってしまうと、また同じストレスを繰り返すリスクがあります。
🎯まとめ:転職は「逃げ」じゃなく「戦略」で
もちろん、医療事務の仕事自体を否定しているわけではありません。
一生懸命働いている方も多いですし、必要不可欠な職種です。
でも、「次こそ人間関係の良い職場に行きたい」「スキルを活かしたい」と考えているなら、
安易に医療事務を選ぶのは避けたほうがいい。
それが、10年間経験した私からの正直なアドバイスです。
🌱心と体を大事に、次の一歩を
転職は新しい人生のスタートです。
焦らず、自分の強みや経験を活かせる場所を選びましょう。
医療事務は、その選択肢のひとつであって、唯一の道ではないはずです☺︎